ベースを自分の思い通りに弾きこなすためには、楽器のすべての音域で滑らかに弾ける技術を身につける必要があります。その技術を習得するための効率的な方法が2オクターブのスケール練習です。
CONCEPTS OF BASS SOLOING という本の中にスケール練習の第一の目的は「自分の楽器のすべての音域において、滑らかに、また自由に演奏できる感覚を身につけること」と記されています。エレキベースが担当するベースラインもメロディーの一種です。メロディーは一般的に連続するスケール音の断片を繋ぎ合わせたものです。スケールがうまく弾けるようになればベースラインもうまく弾けるようになります。
スケール練習は通常1オクターブで行う場合が多いようですが、2オクターブで練習すると7つのモードスケールをまとめて練習できます。たとえば、Cメジャースケールの2オクターブスケールには、Cイオニアン、Dドリアン、Eフリジアン、Fリディアン、Gミクソリディアン、Aエオリアン、Bロクリアンの7つのモードスケールが含まれます。2オクターブのCメジャースケール(Cイオニアン)を練習すればこの7つのモードスケールを同時に練習できます。
一般的なベースの音域は約3オクターブありますので、2オクターブで練習するとローポジションからハイポジションまでほぼすべてのポジションを使った練習がまとめてできます。スケール練習は2オクターブで練習するのが効率的です。
<参考>
(2)Dorian scale 2 octave 運指表>>
(3)Phrygian scale 2 octave 運指表>>
(4)Lydian scale 2 octave 運指表>>
(5)Mixolydian scale 2 octave 運指表>>
(6)Aeolian scale 2 octave 運指表>>
(7)Locrian scale 2 octave 運指表>>
(1)Ionian scale 2 octave 運指表>>
(8)Melodic minor scale 2 octave 運指表>>
(9)Locrian #2 scale 2 octave 運指表>>
(10)Lydian 7th scale 2 octave 運指表>>
1ポジション3フレット運指法の詳細説明はこちら>>
ちょっとした時間でもできそうだから、
バンド練習のウォーミングアップにもとりいれようかなあ。
スケール練習のページに12キーすべてのイオニアンスケール練習があります。